編集ダイアリー｜セブンオークス・パブリシング

茶道を通じた文化交流

2015年02月25日

江戸川区西葛西地区のインド人と住民との文化交流の現場を取材。
葛西地区は、日本に住むインド人の2割がこの地域に暮らすという日本で最大のインド人タウン。ここではインド人と町の日本人との間で多くの文化交流が行われています。
その中のひとつ、日本の伝統文化・茶道を、インド人を始め他の海外の人々にもっと知っていただきたいという意図から、外国人向けの茶道体験教室を、小野里宗信・茶道教室の若い30歳前後のお弟子さんたちが行っています。今回はこの教室を取材しました。
その日は、近所のインド人を中心に、アメリカ、カナダ、ネパール出身の人達が出席されていました。皆初めての体験。お子様の中には茶菓子の「あんこ」が苦手という子もいて、急遽チョコレートに代えられるなど、戸惑いながらも楽しく会は進行していきます。
「インドでお茶会といえば、わいわいとお喋りをしながら楽しむというのが一般的。こういう静かな雰囲気の中で楽しむというのは、とても新鮮です」と、インド、ニューデリー出身のリッツさん。
このささやかな国際交流が、今後どのような展開を見せてくれるのか楽しみです。
※この記事はシダックス発行のフリーペーパー「Heart & Smile」3月20日号に掲載されます。

（撮影は岩田えりさん）
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