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出雲の酒の神事取材

2012年10月12日

雑誌YUCARIの｢日本酒」特集の取材で、出雲の佐香神社に。
八百万の神が集う出雲国の旧暦10月「神在月」。酒造の祖と言われる佐香神社では、毎年10月13日に湯立ての成功と安全を祈願して、出雲杜氏の出陣式が執り行われる。厳かな儀式の後には、この神社で混まされた濁り酒が訪れた人々に盛大に振る舞われ、宵闇の帳が下りてもなお、酒の神社への奉納神楽も賑やかに祭りは続く。
泊まりは松江市内のシティホテル。夜はホテルスタッフの薦める居酒屋に、カメラマンとライターと3人で出向く。そこで食べた「のどぐろ」の刺身のなんと美味しかったことか。その美味しさについつい日本酒が進み、話も弾む。楽しい取材だった。ちなみに「のどぐろ」とは「赤むつ」のことで、のどの奥が黒いのでこの名がついたと、後で知る。
（撮影はカメラマンの谷口啓さん）

酒の神様に、これから始まる酒造りが成就するように祈りを捧げる
　

訪れた人たちには、杜氏たちが作った美味しい濁り酒が振る舞われる
　

舞台では歌舞伎舞いが行われ村人たちは濁り酒を片手にゆったりと談笑
　