2009年01月15日
バンダイの取材で女性ピアニストの木住野佳子さんにインタビュー。木住野さんは女性ピアニストの中でも際だつ美しさで有名。噂通りの優雅さだ。テーマはアメリカの有名なジャズピアニスト「ビル・エヴァンス」と私。
ビル・エヴァンスに影響を受けた日本人ピアニストは数多く活躍しているが、木住野さんは、その女性ピアニストの第一人者であり、デビュー作以来、折に触れてエヴァンスのレパートリーを取り上げてきた。ビル・エヴァンスが自身のキャリアで重要な位置を占める。
----「特に印象的だったのは『ワルツ・フォー・デビイ』です。ジャケットもすごく綺麗。客席でグラスの音がするライヴというのも斬新で、当時まだ行ったことがなかったニューヨークのジャズ・クラブってこんな感じなんだろうなと想像していました。その後、『ムーンビームス』や『アフィニティ』などのアルバムに親しんで、私の中でエヴァンスの世界が広がっていったのです。今改めて考えると、ピーターソンはエネルギーを外に発散するタイプのピアニスト。対してエヴァンスは内面を深く掘り下げていくタイプ。自分が大人になったことで、自分の内面に語りかけていくエヴァンスの魅力が理解できたのだと思います」
エヴァンスの代表的な名曲「ワルツ・フォー・デビイ」を初演では5拍子にアレンジした木住野は、その後ライヴで演奏を重ねるにしたがって自分の曲のように愛着がわいてきて、今も成長しているとのこと。2009年はビル・エヴァンス生誕80年の節目の年。最も好きだというこの曲のニュー・ヴァージョンが聴ける時も、そう遠くはないかもしれない。(杉田)
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