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2008年08月02日
7月27〜7月29日まで、暑い鹿児島に取材。昨年もこの時期「長崎」取材で、九州のその暑さを体験済みだが、鹿児島は未体験ゾーン、いったいどんな暑さだろうと、期待?を持って羽田から飛行機で出発。
鹿児島空港に降りたって、東京とは全く違う暑さだということを思い知らされる。照りつける太陽は、南国のそれ。ヤシの木が街路に植えられ、南国のイメージ。ちょっと想像とは違った。
鹿児島空港からレンタカーで、まず武家屋敷と特攻隊の故郷として有名な「知覧」へ。武家屋敷は津軽や会津よりも規模が大きい。いわゆる下級武士の家とは思えない立派な屋敷が細い道の両側に続く。閉口したのでは、ここでもその暑さ。武家屋敷を巡る道は日陰がなく、途中休む場所もない。
早々に切り上げて、武家屋敷内のレストランに。そこで「大盛りそば」を注文したが、それが失敗。ゆですぎで量だけが多く、正直まずい。「鹿児島でそばを食べるべからず」。今回の教訓。
(暑い武家屋敷の道)
特攻隊の記念館を撮影して、今夜の宿である指宿温泉に。
途中、薩摩富士とも呼ばれる開聞岳の勇姿を撮影。細身の富士山だが、さすがに高貴で美しい。指宿の宿泊は料理が美味しいということで有名な「秀水園」。さすがに凝った料理で美味しく、量もたっぷり。朝から何品もテーブルに並ぶという豪華ぶり。仲居さんが親切で、その仲居さんの弟さんがおくら農園をやっているとか、そのおくらを帰りにお土産としていただいた。どうもありがとうございました。
指宿は浜辺での砂蒸し風呂が有名ということで初体験。気持ちいいというより、砂に埋まっていなければならない義務感が大きく、楽しむまでの境地にはならなかった。
(薩摩富士と言われる開聞岳)
次の日、指宿を後に一般道を海沿いに北上して鹿児島市内を目指す。鹿児島出身デザイナーの柿田さんに「桜島はどこからでも見られます」と言われてきたが、そのとおり。どこからでも桜島望むことができる。撮影ポイントはどこにでもある。
鹿児島市内は、西郷隆盛と島津藩の足跡を辿る。西南戦争の折に最後に立てこもった「城山」、島津藩の別邸として著名な「磯庭園」など、お決まりの観光コースを撮影。磯庭園から望む桜島は美しい。
桜島はその日、噴火して灰色の噴煙を上げている。噴火時は風がなく、3000メートル以上の高さに噴煙が上がったという。それを目撃することは出来なかったが、間近で見る噴煙を上げる桜島は美しくも迫力がある。
その日の宿は鹿児島東急ホテル。桜島を眼前に望む眺望で快適。夕飯は近くの居酒屋で。
(ホテルの窓から桜島が眼前に)
鹿児島と言えば焼酎。取材最終日は、鹿児島市内の「薩摩無双」の焼酎蔵を取材、焼酎作りの現場を撮影しながら焼酎杜氏さんにゆっくりお話を伺う。
その後、車を走らせて霧島高原・霧島神社まで向かう。霧神社は天照大神の孫に当たる天孫神社で、ここには神々の伝説が豊富で、厳かな雰囲気に。
霧島から空港に向かう途中、日本で最古の木造駅舎である「嘉例川駅」に立ち寄る。そういえば、昔の駅舎はみんなこうだったな、と懐かしい。
(天孫の霧島神社)
(日本最古の木造駅舎・JR嘉例川駅)
予定より早く空港に到着。出発まで空港でゆっくりと過ごし、全日空機で帰路に。(小野里)
2008年08月04日
8月3〜4日松本、安曇野に1泊2日の取材旅行。
1日目は山岳観光タウンとして著名な松本市内の取材。国宝松本城、日本最古の小学校「開智学校」などの歴史建造物と、縄手通り、仲町通りなど、松本ならではの雰囲気のあるエリアを取材・撮影。生まれ育った松本市内、改めて見てみたが、やはりいいところだ。
その日は1,500メートルの乗鞍高原まで登って友人のロッジ「ウイッシュボーン」に宿泊。村営の温泉でゆっくり、夜は皆でビールを飲みながら談笑、久々の乗鞍滞在を楽しむ。
(すっきりと美しい松本城)
(保存されている旧制松本高校-現信州大学-校舎)
(すすき川のほとりにある昔ながらの縄手通り)
本来、2泊3日の予定で、乗鞍から飛騨の高山まで足を伸ばして取材予定だったが、その日、乗鞍は朝から大雨で断念。下に降りて安曇野取材に集中。
若い女性に人気の安曇野。穂高駅を中心に、碌山美術館、大王わさび園など、昔ながらの定番コースと共に、最近は様々な美術館ができ、安曇野のひとつのセールスポイントにもなっているアート通りと呼ばれるエリアを集中的に取材。昔からこの地域を知っているぼくとしては「安曇野も様変わり」という感じだが、文化の香り豊かな町のイメージを強めていることに、嬉しい思い。
(わさび園の水車風景)
松本の有名な「小林屋」で美味いそばを食べる。取材スタッフも美味いと言ってくれた。鹿児島そばの口直し。(小野里)
2008年08月31日
ライブアワーの取材で日野皓正さんにインタビュー。8月29日。東京フォーラムで行われた「東京ジャズ」の楽屋にお訪ねした。まずその気さくさにびっくり。ほとんど初対面なのに、全く気を遣わせない。その握手のなんと力強いこと。撮影の注文にもいやがらずに応じてくれる。
テーマはマイルス・デイビスについて。ジャズ評論家の杉田宏樹さんをインタビュアーにして話しは進む。「マイルスが亡くなったとき、喪失感はなかったですか」という質問に、「まったくない。俺にとっては、マイルスは変わらず俺の中にいるし、音楽的な本質のところで繋がっているから」という答え。納得。
帰りにまた力強い握手。とにかくかっこいい。
日野さんの新アルバム「カウンターカレント」「エッジズ」、ぜひ聞いてください。よろしく。(小野里)
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