編集ダイアリー｜セブンオークス・パブリシング

伊那高遠に桜の取材

2008年04月20日

　「てふてふ」09年春号の取材で伊那の高遠城址に2泊3日の取材旅行。目的は高遠城址の桜だ。昨年も桜の取材で青森県弘前城に行ったが、桜前線北上のスケジュールを見誤って早過ぎ、2部咲き桜の取材になってしまった。
　昨年の飛行機利用の取材と違って、今回は東京から車で約3時間という距離、桜の開花状態と天候を考慮して取材日を決定できるという安心感があった。しかし4月の天候はなかなか安定せず、取材日を決定したのが、ぎりぎりの2日前。結局4月14〜16日の3日間となった。
　撮影日の15日は絶好の撮影日和。高遠の桜は、高遠だけにある「高遠小彼岸桜」という種類でソメイヨシノより小ぶりでピンク。これが、高遠城址のそんなに広くないスペースに密集して咲いている。見事という他はない。この時期、城址桜を囲むように高遠町全体が桜の里と化す。遠く中央アルプスの山並みを望み、町全体が淡いピンク色に覆われる。
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　城址の外からの撮影ポイントを探すが、適当な場所が見つからず、思いついて、観光ヘリコプターでの空撮を決行。運行会社の協力もあり、高遠城址の桜を空から撮影することができた。上から見る城址桜はまるで密集したカリフラワーのよう。貴重な画像となった。
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　ヘリに乗り込むスタッフ
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　宿泊は、伊那市に隣接する南箕輪村が運営するリゾートエリア内にある大芝荘のコテージ。6人宿泊用を一棟借りる。森の中のコテージはきれいで手入れが行き届き、隣は天然温泉浴場とたいへん快適。合宿気分で今までとは趣の違う取材旅行となった。（小野里）
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