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厳冬の札幌・小樽へ

2008年01月14日

 昨年に続く「てふてふ」の旅取材で厳寒の札幌と小樽へ、1月14〜16日の2泊3日の取材旅行。今回の取材テーマは北海道の発達史に欠かせない2つの都市を結びつけて、その歴史文化を探ろうというもの。本土から開拓民が入ってからの歴史が浅い北海道だが、札幌と小樽は共に北海道発展の政策面と経済面の両翼を担った2大都市、ここを訪ねることによって、北海道の発展の歴史が垣間見られる。
 今回は札幌に2泊。ホテルはクラビーサッポロ。サッポロビール工場跡地モールの真ん前にある瀟洒なホテル。2回目の宿泊ということで、一つランク上の部屋を用意してくれた。ホテル側の心遣いが嬉しい。札幌の最高気温は零下4度。
 札幌は観光コース的な取材。旧北海道庁、時計台、サッポロビール園、北海道大学。新しいところでは、5年前にできたJRサッポロ駅ビルのJRタワー。全高173mと道内一の高さを誇る。ここの展望室からは札幌市内が一望に見渡せる。展望室の男子トイレの窓はなんと一面硝子張り。用を足しながらの展望は、男子に生まれてよかったと実感。
 夜はお決まり。サッポロビール園でビールを飲みながらジンギスカン。ここのジンギスカンは本当に美味しい。

 JRタワー展望室からの眺望
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 小樽の景観は運河に尽きるが、ここの撮影はなかなか難しい。その美観が手厚く保護されているわけではなく、正直美しく撮影するのに工夫がいる。結局、灯りが灯る夜が一番という結果。意外と良かったのが、メインの運河倉庫の裏手?にある北運河。お洒落なレストランもあり、素朴な雪の運河景観に出会うことができた。
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 小樽から車で30分、日本で初のモルトウイスキー蒸溜所である余市のニッカ蒸溜所に足を伸ばす。ここは国の登録有形文化財として認定されており、創業者の竹鶴政孝がスコットランドから帰国後、日本でのモルトウイスキー作りの夢を託した場所である。スコットランド風景観の中、ここで飲むシングルモルトは絶品。(小野里)
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 最終日「北海道開拓村」で遊ぶ取材スタッフ
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箱根のタマゴと小田原のウメ子

2008年01月30日

 「しんきんライフ」春号の取材で箱根・小田原へ。1月下旬とあり、旧街道の杉並木や石畳には雪が残っていた。これはこれで趣があるのだけど、掲載号は春号になるので、できれば雪はないほうがよかった。季節感が出る旅の取材は、取材日の設定がなかなか難しい。
 箱根では、芦ノ湖や箱根神社、旧街道、大湧谷などを取材してまわる。大湧谷では玉子茶屋までトコトコ登り、温泉で茹でた名物の黒タマゴを試食。1個食べると7年長生きするらしい。2個食べた私は14年長生きできる。
 暗くなる前に小田原へ移動し、小田原城を撮影する。粂川カメラマンは以前来たことがあるらしく、「このあたりに象がいた気がする……」と。「ハハ、城に象はいないでしょう」と思っていたら、いたのです。天守閣前の広場に象のウメ子が。
 時間帯のせいかちょうど檻に入れられていて、隣にいた小さな女の子が、「ウメ子ー、ウメ子ー」って呼んでいる。戦後間もない1950年に小田原へやって来たウメ子。今は還暦を過ぎ、仲間もおらず一人ぼっち。少し寂しげな光景だった。
 ウメ子の余韻は「オツベルと象」の話へ。帰りの車中では、中島と粂川カメラマンが宮沢賢治の本の話で盛り上がっていた。(丸山)

 芦ノ湖と鳥居、そして富士山。お決まりの撮影スポット
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 名物の黒卵。1個で7年長生き
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