Hachi Diary ハチの散歩日記｜セブンオークス・パブリシング

コロナウイルスと犬との関係

2020年04月28日

コロナウイルスは衰える様子がなく、戦いは長期化の兆しを見せていますが、皆様いかがお過ごしですか。

長期化に伴って、愛犬家として気になるのは犬とコロナウイルスとの関係。
犬はウイルスを媒介するのか？　その対策は？

ここでは、クラブメンバーで、消毒液の専門家でもあるナナちゃん（チワワ）の飼い主、添野さんに、犬の消毒液についてお話をお伺いしました。

《添野さんより》
まず、私自身、ペット用の消毒液については全くの素人だということをご承知置きいただいた上で、私の知る限りのことをお話しします。
コロナウィルスは、ウィルスの表面のエンベロープを破壊することにより不活化させることができます。これにはエタノール70%、あるいは次亜塩素酸ナトリウム0.1%が有効ということが確認されております。エタノールは手指の消毒にも、施設の消毒にも使えますが、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性が強く、施設等の消毒にしか使えません。

さて、ペットには？というと、残念ながら、どちらも新型コロナに有効な濃度にした場合、刺激が強すぎて使えません。
そこで、ペットに効く可能性があるとしたら、個人的には次亜塩素酸水くらいしか思い当たりません。pHが弱酸性に中和されているので、刺激も少なく、比較的安全に使用できるのではないでしょうか？また除菌効果のみならず、消臭効果も期待できます。

商品としては、例えば「ペットジアー」(製造元:全国獣医師共栄会)があります。電解液なので安定性に若干の不安はありますが。また、次亜塩素酸ナトリウムとは違って、新型コロナへの有効性については、厳密には不確かです。
以上、少しでもご参考になればいいのですが、あくまで参考程度にしていただいて、獣医さんなどにも確認してから、消毒剤を選定して下さい。
（ナナ添野）

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