Hachi Diary ハチの散歩日記

震災関連ニュース=朝日新聞記事より「愛犬と暮らしたいけど」

2011年03月26日

昨日の朝日新聞にこんな記事が載っていました。我々になにかできることはないでしょうか。皆さまのご意見を。

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<朝日新聞3月24日夕刊より> 
 震災はペットと飼い主との暮らしも引き裂いた。家族同然のペットを連れ、避難所で、動物が苦手な被災者とどう共生するか。はぐれたペットはどうやって保護すればいいのか。国内でペットとして飼われている犬と猫は2千万匹を超えるといわれるなか、大災害のたびに問いかけられる課題だ。
 岩手県大船渡市の大船渡中学校の体育館の角に、パイプと椅子で仕切られた一角があるペット連れの避難者のためにスペースだ。避難所の自治組織によると、ペットへの苦情が目立ち始めたからだという。
 人沼芳彦さん(46)はチワワの「茶々」と一緒にこの中で暮らす。津波が自宅をおそう直前、妻の睦子さん(47)が持ち出せたのは位牌と茶々だけだった。
 『動物が苦手な人もいるからしょうがない」とこぼしつつ、茶々をなでながら「子どもがいない私たち夫婦には我が子も同然」と話した。
 一方、同市の大船渡北小学校は、室内に動物を入れることを禁止にした。同小の体育館で暮らす佐藤勢子さ(57)は「避難所は多くの人がいて、空気も悪くなるから、動物は入れないでほしい」と訴える。それでも連れ込む人がいて、動物アレルギーを持つ孫(2)の体調を気遣う。
 ペットと暮らすため、避難所に入らない人もいる。
 津波に襲われた福島県浪江町の石上礼久さん(27)は12日から、3歳のボーダーコリー「バロン」と一緒に、避難所の駐車場にとめた軽自動車の中で寝泊まりしている。ほかの避難者に迷惑になるのではないかと思うからだ。配給品のパンやおにぎりを、バロンと分け合って食べている。
*獣医師らが保護の動き
 2004年の新潟中越地震では、愛犬を避難所に連れてけず車の中で生活していた女性が、エコノミック症候群で死亡した。16年前の阪神大震災では、多くのペットが飼い主とはぐれ、まちをさまよった。
 こうした課題に対応しようと、自治体と獣医師がペットの保護や治療について協定を結ぶ動きが広まり始めていたところだった。
 岩手県獣医師会は07年春、災害時にペットを入れておくケージを支給したりといった取り組みを始めた。仙台市獣医師会は、3月中に市と協定を結ぶ予定だったが、今回、前倒しで実施した。市内の動物病院で被災者が飼えなくなった犬や猫を預かっているほか、飼い主が分からないペットを約40匹を保護している。130匹のペットについて、行方がわからないと届出を受け付けた。
 民間による支援の動きも広がっている。
 広島市のNPO法人「犬猫みなしご救援隊」の佐々木博文さん(42)は13日から被災地に通い、仙台市から、飼い主のわからなし犬と猫慧5匹を連れ帰った。仙台市の道路を歩いていたポメラニアンは泥まみれで身体の震えが止まらず、近づくと、おびえて歯をむきだした。
 佐々木さんは「民間には限度がある。日本には動物愛護法があり、自治体は災害時の救護マニュアルも整備している。それを実行するときです」と訴えた。

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