2012年12月18日
前回は弟のドラマー、ジョーとの兄弟ユニットで来日したパット・ラバーベラが、カナダのドン・トンプソン(p)と共に、日本勢の金澤英明(b)、ジーン・ジャクソン(ds)とクァルテットを編成。新宿ピットインに出演した。パットがMCを務めての進行は、チェット・ベイカーに教えてもらったという「Beatrice」、ベニー・ゴルソンがハーブ・ポメロイ・ビッグバンドのために書いた「Stablemates」、チャーリー・パーカーが初演でテナーを吹いたマイルス・デイヴィス作曲の「Half Nelson」などと、楽曲のエピソードを交えて紹介。「Moments Notice」と「It's Easy To Remember」にはジョン・コルトレーンの影が見えた。ポール・チェンバース作曲のブルース「Whims Of Chambers」では、エルヴィン・ジョーンズ・ジャズ・マシーン時代にパットが同僚だった辛島文雄(p)が飛び入りで参加。アンコールは季節を反映して、メル・トーメの「The Christmas Song」。トンプソンのベテランらしい巧者ぶりも印象的だった。
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