Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

2012年12月15日  ヨーロピアン・トリオを本邦初披露

2012年12月15日

 山中千尋@ブルーノート東京。これまで海外ミュージシャンを起用した山中のトリオ・リーダー作は、多くがアメリカ人、それも黒人の重量級というイメージが強かった。ヨーロッパにも活動の場を広げている山中は近年、現地でのライヴではイタリア人のベーシストとドラマーを起用しており、“ヨーロピアン”トリオでのお披露目が山中のブルーノート東京初出演と共に、今回実現する形となった。「シング・シング・シング」で幕を開けたステージは、先頃永眠したデイヴ・ブルーベックに捧げた「テイク・ファイヴ」、ジャズ・メッセンジャーズ風の「アントニオズ・ジョーク」と進行。ドラムレスの新作『アフター・アワーズ2』収録曲「ドリフト・アパート」では、新たなトリオ・ヴァージョンを打ち出した。アンコールの「八木節」は中間部をスロー・テンポに落としてピアノをフィーチャーしたニュー・アレンジが新鮮。終始エネルギッシュなパフォーマンスで、満員の観客を満足させた。

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