2012年11月21日
ニルス・ラン・ドーキー3@ブルーノート東京。終演後にバック・ステージで旧交を温めた。これほどの著名人になっても、気さくな人柄が変わらないのが嬉しい。以下はミュージック・ペンクラブ・ジャパンに寄稿したライヴ・レポート。
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ニルスがトリオを率いて、5年ぶりに東京のステージへ帰ってきた。この間、新録トリオ作を2枚リリースし、生地コペンハーゲンの名店の復活に尽力。80年代に“デンマークの貴公子”と呼ばれたピアニストも、来年には50歳の大台に乗るが、その風貌は頭髪が少し白くなっただけで、ほとんどあの頃のままだ。今回は最新作『Human Behaviour』と同じ、母国の若手ベース&ドラムスのお披露目でもあった。意表を突いてオリジナル・バラードで幕を開けると、「リターン・トゥ・デンマーク」「デュ?ク・ジョーダン・メドレー」で母国への愛情を表明。ギターのトレモロで有名なクラシックの名曲「アルハンブラの思い出」を、そのイメージを失わずに自然体で演奏した場面が収穫。躍動的なメロディの新曲「ラフ・エッジズ」に、不変のメロディ・センスを聴いて嬉しくなった。
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