Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

2012年11月16日  渋谷と六本木のライヴをはしご

2012年11月16日

国府弘子 plays 国府弘子@JZ Brat。デビュー25周年記念の特別企画は満員の盛況。5人編成のスペシャル・グループが、国府のオリジナル曲を中心に息の合ったサウンドを聴かせてくれた。デビュー時と変わらない若さと、重ねてきた豊かなキャリアが、現在の国府の魅力になっている。アット・ホームな雰囲気も良かった。
六本木へ移動し、ビルボードライブ東京でヴァンガード・ジャズ・オーケストラのセカンド・セットを観る。以下にミュージック・ペンクラブ・ジャパンのHPに寄稿したライヴ・レポートを転載する。
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 秋の来日公演がすっかり定着したニューヨークのトップ・オーケストラが、今年もやってきた。昨年の東日本大震災の直後には現地でベネフィット・コンサートを主催し、1年前の東京公演では楽団と所縁の深いボブ・ブルックマイヤーの訃報を受けて、急遽追悼曲を演奏したことも記憶に新しい。今回の話題は楽団の編曲家で、ヨーロッパを含めて斯界の最重要人物であるジム・マクニーリー(p)が、本楽団で初来日したこと。ブルックマイヤー作曲のバラード「ザ・ファースト・ラヴ・ソング」では、美しいピアノ・ソロを聴かせてくれた。本楽団の前身であるサド・ジョーンズ=メル・ルイス楽団の創立メンバーで最古参のジェリー・ダジオン(as,ss,fl)は、今年80歳とは思えないほどの力強い演奏で収穫。本編最後は代表曲「ザ・グルーヴ・マーチャント」のサックス・ソリで、楽団の伝統を輝かせたのだった。

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