2012年02月24日
守屋純子オーケストラ 2012年定期公演@渋谷さくらホール。1月にリリースされた『Into The Bright Decade』の収録曲が中心のプログラムだ。昨年2月に行った前回の定期公演の1ヶ月後に東日本大震災が起こり、守屋は日本に対する意識がより強くなったという。そうして生まれた新曲「フォーエヴァー・ピース」は小池修(ts)をフィーチャーして、平和への願いを表明。セカンド・セットで出色となったのが、「等伯組曲」だ。守屋が石川県七尾市で子供たちのビッグバンドを指導している縁で、同市出身の画家、長谷川等伯の国宝・重要文化財に指定されている絵画<楓図壁貼付><仏涅槃図><枯木猿猴図>にインスパイアされた楽曲。これも日本を再認識した成果と言えよう。アルバム未収録曲「トラヴェリング」での、エリック・ミヤシロのフリューゲルホーン・ソロは絶品だった。本邦ビッグバンド界にあって、トップ・クラスのミュージシャンがほとんど変わらない陣容で、10年間以上も活動を継続。日本が誇るビッグバンドである。
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