Jazz Diary 杉田宏樹のジャズダイリー

ジャズ界の重鎮サックス奏者が嬉しい来日

2011年03月22日

 11日に起きた大震災は、多くの人々の生活に甚大な影響を及ぼした。ジャズ界では海外アーティストの来日キャンセルが相次ぎ、都内のクラブはダメージを受けている。そんな中、超ベテランのフィル・ウッズが丸の内Cotton Clubに2日間出演した。今夜は初日のファースト・セットを観た。オープニングの「チェイシン・ザ・バード」はチャーリー・パーカー所縁のナンバーで、ウッズのルーツをまずは明らかにした格好。長年のバンド・メンバーであるスティーヴ・ギルモア(b)、ビル・グッドウィン(ds)とのコンビネーションは、勝手知ったる趣だ。グラミー賞受賞で意気上がるブライアン・リンチ(tp)は、このメンバーでの最年少(と言ってもヴェテランだが)ながら、自作曲も提供して確かな実力を披露した。ラストの「柳よ泣いておくれ」はベースラインに「オール・ブルース」を使用し、ユニークな効果を上げていた。

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