第42回ジャズ・ディスク大賞が東京プリンスホテルで盛大に開催された。ぼくは選考委員をしているので、この会場で関係者に新年の挨拶ができる場としても重要な機会である。単なる挨拶や近況報告ばかりでなく、ビジネス・チャンスとして新しい企画が始まることも少なくない。世界的な経済危機は日本のジャズ業界も直撃している。受賞者スピーチでユニバーサル石坂氏が指摘した、文化としてのジャズの力を信じて、これからの活性化に貢献したいと再認識。例によって2次会の1FラウンジではEMIミュージックのみなさん、中平さん、大阪の藤岡さん、清水さん、NHK八島さんと談笑。

銀座へ移動して、懸案の映画を観る。映画鑑賞は平日の午後と決めており、今日は格好のタイミングとなった。有楽町マリオン9Fで『K-20』。NTV製作ということで、番宣番組は観ていた。ところが作品のテーマなどを重ねると、松たか子参加作ではあってもさほど大きな期待は寄せていなかった。テーマは恋愛ではなく、希代の大泥棒を主役としたリメイク・ストーリ?。過去のたかちゃん参加作とは明らかに異なるジャンルの映画。ところが画面が進むにつれて、印象が変わった。令嬢という役柄にぴたりとハマッたことに加えて、観る者に(特に女性に)親近感を抱かせるような演技がナイス過ぎる。プロット面では最期にどんでん返しがあり、さらに大どんでん返しが用意されている。巧みな特撮にも魅了された。予想を大きく超える感動に包まれた娯楽大作である。
